第41回 いのちをめぐる連続講演会企画

「グリーフ」をみつめて~喪失にともなう感情を聴く~講師:吉水岳彦

YouTubeでLIVE配信致します。

「グリーフ」をみつめて―喪失にともなう感情を聴く―

大切な方を失ったときに全身で感じるつらさを、グリーフと呼びます。
グリーフは、患者さんや、患者さんのご家族は勿論、丁寧に対応をしている医療スタッフにも同等に生じます。
そして、グリーフは増減することはあれ、完全になくなることはなく、繰り返し潮の満ち引きのように訪れます。

東京都台東区山谷地区(簡易宿泊所が多く、日雇い労働者が多く暮らし、寄せ場とドヤ街の通称ともなっていた地域)に古くから続く寺院に生まれ育ち、今は、路上生活者、弱者、困窮者の支援に日夜奔走しながら、山谷にて一生を終える人々に、ホスピス「きぼうのいえ」で寄り添い続ける浄土宗僧侶、吉水岳彦さんに、グリーフと向き合う、ということについてお伺いします。

日時:2021年12月10日(金)19:00~20:00(LIVE配信)
メディア:YouTube(https://youtube.be/OktgGvCO5fA

参加費:無料
事前申し込み:不要(どなたでもご参加できます)

アーカイブ:動画再生は12/10(Fri)~1/13(Thu)まで視聴可

詳細は以下のリーフレットをご参照ください。

第41回いのちをめぐる連続講演会について

<プロフィール>

1978(昭和53)年12月、東京生まれ。
大正大学人間学部仏教学科浄土学卒業後、同大学大学院仏教学研究科浄土学コースに進む。
2009年3月に学位請求論文「霊芝元照の浄土教」を提出して博士号(仏教学)取得。
2009年4月に若手僧侶有志と「社会慈業委員会 ひとさじの会」を発足。
ホームレス状態にある人や身寄りのない人の葬送支縁、浅草山谷・上野地域における炊き出し夜回り、東日本大震災被災地支縁に取り組む。
一方、2016年より病院のスピリチュアルケアワーカーとしても活動する。
現在、浄土宗光照院住職、臨床仏教研究所研究員、大正大学非常勤講師、淑徳大学兼任講師、上智大学グリーフケア人材養成講座非常勤講師、東京慈恵医科大学病院非常勤講師。

光照院
浅草山谷地域にある浄土宗寺院で、創建は正保3年(1646)、三代将軍徳川家光公の時代と伝えられる。
近年には、(一社)つくろい東京ファンドやNPOもやい、NPO山友会、訪問看護ステーションコスモス、山谷のホスピスきぼうのいえ等、身寄りのない方々や元路上生活者などを支える諸団体のお墓が建立されている。
時代劇が好きな方からは、池波正太郎氏『鬼平犯科帳』第1巻1ページに登場することで知られる。

関連サイト

NPO法人 山友会 公式ブログ:死後も大切な仲間たちとつながっていられるために
「”大ミオヤの使者” 山崎弁栄(べんねい)聖者」にまなぶ:吉水岳彦著『お袖をつかんで』を巡って


【主宰】新潟県立がんセンター新潟病院 サポートケア委員会